2017年02月05日

沖縄での余暇 37

遊技場(マシン屋) 17
オキナワマシン屋の終焉、そして街角に佇む残照(中篇)

手許に遺る、20余年前のタウンページの切り抜き、そこには個性的なパチンコ店の名前が並んでいる。 かつてはこの切り抜きを頼りとし、本島各処のマシン屋を巡ったものである。 2ページに亘る電話番号、その数は100軒に近いが、多くの名前は、今や存在しないお店である。 某サイトにて現在の県内のパチンコ店を探った処、本島で営業中のお店は70余店。 しかしその多くは、某チェーン店の名を冠する店であり、時代が変わった事を示しているのかも知れない。

時代は平成へと移って間もなく、既に基地城下町には華美な空気などなかった。 しかし処々のマシン屋には、内地には無い鉄火場の雰囲気が何処の店にも漂っていた。 そのオキナワ初心者の心を掴んだのが、ユニバーサルの「ダイナマイト」であった。 それはコインの大きさを差し引いても大量の出玉、台右には箱5箱(4千発の箱)を積み上げ、未だジャックゲームの続く様は圧巻であった。 これを見て、沖縄は店内のルール同様、検定ルールも内地と異なる・・・と、暫くは誤解していた次第。
その店の名は「マカオ」。 場所は真栄原交番の隣であったと記憶するが、時折り大謝名~我如古間、県道34号線を通っても、車窓にその位置を確認する事はない。 しかしここでの散財が、沖縄での戦跡行脚へと導いた。

 金武マカオ
金武町の国道沿い、今も残照を垣間見ることの出来るマカオ娯楽センター。
閉店の翌年頃の撮影と記憶するが、色褪せたトロピカーナの看板から、同店の主力機種がユニバ系であった事を思い出させる。
沖縄での余暇 37

 胡屋マカオ
コザ、BCストリート(パークアベニュー)の裏通りに在った、マカオ胡屋店の跡。
同店の営業していた頃、コザ十字路から空港通りの間には、少なくとも10店舗のマシン屋が営業していたが、今や某チェーン店1店のみである。
喫茶店「フリーダム」となって久しく、今はマカオの看板も外され、 ニューヨークレストラン 亡き後は、お食事処としてお世話になっている。
沖縄での余暇 37


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Posted by 酉 at 12:00│Comments(3)余 談
この記事へのコメント
こんにちは。

いろいろと検索をして、こちらのブログにたどり着きました。

最も、ブログのメインのお話ではなく、余暇としての記事で記載されていますが、
それでもという思いが私にもあり、お尋ねさせて下さい。

記載されているブログを読ませて頂く限り、時期的には、少し遅かったのかもしれませんが、昭和から平成にかけての頃だと思います。

バーニーガールというパチスロ機が、当時ありました。
沖縄では、大きな筐体で右側にドラムを回すレバーがついていました。
名前もバニーガール7と、本土とは少し仕様も異なりました。

このバニーガールを世に送り出したメーカーは、オリンピア。
そして、オリンピアは沖縄に本社があったことを、つい最近知ったのです。

現在は、更地、またはビルが建っているでしょうが、私はこのオリンピアの旧本社跡地がどこだったのかを探しています。
那覇市内だとは思うのですが、どうしても知りたくて、ブログを汚してしまうコメントを残してしまい申し訳ございません。
もし、ご存知でしたら、教えて下さいませんでしょうか。
よろしくお願い致します。
Posted by じゃじゃ馬娘 at 2018年08月07日 04:18
こんにちは。

以前、コメントした者です。
何とか、特定が出来ました。
沖縄にいる間に解決できて良かった。
年末の時間がある時に訪れてみるつもりです。
ご縁があれば、連れ打ちしましょう。
もちろん、レトロ台ばかりで。
Posted by じゃじゃ馬娘 at 2018年12月16日 05:05
じゃじゃ馬娘さん

初めまして。剣七と申します。
もしよろしければ、オリンピアの本社が
どのあたりであったのか、教えていただけると幸いです。
また、どうやって特定されたのか、、、、、、、

とはいえ当方は、コザゲームコーナーが健在であった
頃に訪ねていた者ですので、わかったところで訪れることが
叶うのはおそらく10年後くらいかと思いますのですが。。

今にして思えば、もっと本島をくまなく巡るべきであった
のだなあ、、と、このブログを見ると思ってやみません。
あの頃は、まだマシン屋の跡地くらいはあったはず。
失って初めて気付くことが、生きていると多すぎるのですね。
Posted by 剣七 at 2019年07月28日 22:24
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