2015年02月22日
大和世(やまとゆー) 348
東村慶佐次 慶佐次ロランC局 / 前篇
国頭郡東村の海辺に位置した
海上保安庁所管の電波航法送信局
昨年夏(平成26年8月)のこと、勤め先の事務所へ1通の周知書が届いた。 発信元は海保の交通部、表題には「慶佐次ロランC局の廃止について」と記されている。 今どきは、携帯電話にさえGPS受信機が搭載され、当方も山野の捜索行には必ず小型のGPSロガー(data logger)を携行するご時世である。 ロランが未だに運用されていた事実には、少々驚きを覚えた。
ロランとは、英語の「Long Range Navigation」の頭文字に由来し、正しくはロランC(LORAN-C)と称され、かつては使用電波の周波数が異なるロランAも運用されていました。 原理は、複数のロラン局から電波を受信し、その到着時間差・位相差を利用して自らの位置を知る地上系の測位システムであり、近年は専ら船舶が使用していました。 米軍が太平洋戦争中に開発し、ロランの測位網を広げてきました。 しかし受信機材は大きく、測位精度は500メートル、有効範囲が(約2,000キロ)限られるなど、米軍は後継のGPSによる衛星航法システムを整備。 平成5年、米軍はGPS移行と共に海外のロラン局を廃止する予定であったものの、当時の日本ではロランシステムを利用する船舶が多く、業界の要望により海保が業務を継承した・・・とされます。
件の周知書に拠れば、廃止日時は平成27年2月1日 09時 とされ、既に閉局より3週間が経過している。
慶佐次ロラン航路標識事務局
名護市屋部に所在した海保の事務所跡。
屋部の 平和之塔 間近に位置し、撮影した平成25年当時は門を残して更地と化しており、既に閉局からシステムの廃止より、歳月の経ているものと思っていた。

国頭郡東村の海辺に位置した
海上保安庁所管の電波航法送信局
昨年夏(平成26年8月)のこと、勤め先の事務所へ1通の周知書が届いた。 発信元は海保の交通部、表題には「慶佐次ロランC局の廃止について」と記されている。 今どきは、携帯電話にさえGPS受信機が搭載され、当方も山野の捜索行には必ず小型のGPSロガー(data logger)を携行するご時世である。 ロランが未だに運用されていた事実には、少々驚きを覚えた。
ロランとは、英語の「Long Range Navigation」の頭文字に由来し、正しくはロランC(LORAN-C)と称され、かつては使用電波の周波数が異なるロランAも運用されていました。 原理は、複数のロラン局から電波を受信し、その到着時間差・位相差を利用して自らの位置を知る地上系の測位システムであり、近年は専ら船舶が使用していました。 米軍が太平洋戦争中に開発し、ロランの測位網を広げてきました。 しかし受信機材は大きく、測位精度は500メートル、有効範囲が(約2,000キロ)限られるなど、米軍は後継のGPSによる衛星航法システムを整備。 平成5年、米軍はGPS移行と共に海外のロラン局を廃止する予定であったものの、当時の日本ではロランシステムを利用する船舶が多く、業界の要望により海保が業務を継承した・・・とされます。
件の周知書に拠れば、廃止日時は平成27年2月1日 09時 とされ、既に閉局より3週間が経過している。
慶佐次ロラン航路標識事務局
名護市屋部に所在した海保の事務所跡。
屋部の 平和之塔 間近に位置し、撮影した平成25年当時は門を残して更地と化しており、既に閉局からシステムの廃止より、歳月の経ているものと思っていた。

Posted by 酉 at 12:00│Comments(0)
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